6月19日の開幕から無観客開催が続いていたプロ野球がいよいよ7月10日から5000人を上限として観客を迎える。
10日に主催試合を行うロッテの本拠地ZOZOマリンスタジアムでは準備が着々と進んでいる。
スタジアム内にある飲食店舗では、ソーシャルディスタンスを守るように床に並び列の際の足跡のテープが貼られたり、グッズショップのレジの前には飛沫を防止するためのビニールシートが張られた。また、入り口にはアルコール性消毒液が大量に置かれるなど感染防止策が徹底されている。来場者はマスク着用と検温が求められるほか、座席は間隔が保たれる。
さらに、応援のカタチも変わってくる。ガイドラインでは応援歌の合唱・トランペットやホイッスルの使用・ジェット風船の使用・大声での応援やハイタッチなどの接触のある応援・飛び跳ねるなどの応援が制限される。
一方、無観客では最後の試合となる9日、ロッテは3―0と西武にリードしながら4回の攻撃中に無念の降雨ノーゲーム。36分間の中断を挟んだが、雨が降り続き、天候回復が見込めなかった。
雨で幻となったものの、ロッテ期待の若き大砲・安田尚憲(21)が2打席連続のタイムリーと存在感を増した。
2回1死2塁で、西武・先発・本田圭佑(27)の137キロのストレートを捉え先制タイムリーを放つと、続く3回2死2塁には124キロのチェンジアップを捉え、右中間を抜くタイムリー2ベースを放った。
7日の西武戦で2年ぶりとなる今季1号を放ってから自分のスイングができるようになっている安田。「もっともっとチームに勢いをつけられるようなバッティングができるよう頑張ります」と手応えを口にした。
7月9日プロ野球結果
広島1-5DeNA
オリックス4-4日本ハム
ソフトバンク1-9楽天
ロッテー西武(降雨ノーゲーム)