自民党の細田博之前衆議院議長が、東京都内の病院で亡くなった。
79歳だった。
体調不良で議長を辞任した細田氏。
議員は続ける意向だったが、10日午前11時ごろ、多臓器不全のため死去した。
岸田首相「今日までの細田前議長のご努力に、心から敬意を表したいと思います」
島根県出身の細田氏は、1990年の衆院選で初当選。
官房長官や自民党の幹事長などを歴任し、党内最大派閥の会長も務めた。
細田派で、事務総長を務めた松野官房長官は...。
松野官房長官「官房長官という職だけでなく、政治家として様々な指導をいただいてきました」
一方、議長就任後は旧統一教会との関係などについて追及も受けた。
細田衆院議長(当時)「(旧統一教会と)特別な関係はございません。どうしてわたしが“セクハラ議長”などと呼ばれなければならないのか」
野党側も弔意を示しつつ、立憲民主党の安住国対委員長が「立法府の最高責任者として説明責任は果たしてほしかった」、国民民主党の玉木代表は、「すっきりしない形で終わってしまった印象だ」と述べている。