山形・南陽市内の中高生による「南陽みらい議会」が企画したイベントが、10月28日に開かれた。地元を愛し「元気を発信したい」と奮闘した生徒たちを追った。
「謎解きゲーム」で魅力をPR!
「南陽みらい議会」は、若い世代に政治に関心を持ってもらおうと、2023年に初めて実施された。市内の中・高校生から選ばれた“みらい議員”が、市の予算50万円を使って事業を行うもので、「南陽の菊まつり」とのコラボレーション企画を考えた。

イベントのメインは、南陽市にまつわる「謎解きゲーム」。会場周辺に問題文を掲示し、ウォークラリー形式で楽しんでもらう。子ども向けから大人でも悩む難問まで、3つのレベルを用意した。

謎解きゲームには約200人が参加。みらい議員たちは参加者とのふれあいを通しながら南陽の魅力をPRしていた。

会場にはヨーヨー釣りやボウリング・輪投げなどの縁日コーナーも設けられ、家族みんなでイベントを楽しむ姿が見られた。
「地元愛&元気」発信
来場者は「南陽市の知らないことを知れた」「第1回目が成功した。それに携わった中高生、すごくがんばったと思う」と大満足の様子。

みらい議員も「みんな笑顔で楽しんでいくので自分も楽しかった」「幅広く触れあえてすごく良かった。自分のこれからの生活に生かしていきたい」と手応えを感じているようだった。

南陽みらい市長の南陽高校2年・吉田茜さんは「もう『やった!』という気持ちでいっぱい。みんなが自信を持って、いろいろな人に対応しているのを見て成長も感じた。すごく良いイベントだった。これからも南陽のことをもっと知って、南陽愛をさらに深めていきたい」と笑顔を見せた。

イベントの締めくくりは来場者とのPR動画撮影。撮影した動画は、今後SNSで発信することにしている。

中高生が考え、実施した菊まつりとのコラボイベント。今回の大成功は南陽の未来を担う若者たちにとって大きな自信につながったようだ。
(さくらんぼテレビ)