熊本市教育委員会は「熊本県中学校共通テスト」の前に、誤って2023年度の問題を過去問題として生徒たちに解答させたと明らかにした。
解答した生徒たちには、代替問題でのテストを実施し対応したということだ。
本年度の数学の問題を過去問と間違い…
「熊本県中学校共通テスト」は、熊本県内の中学生がどの高校を受験するかの指標となるもので、2023年は10月24日と25日の2日間で実施された。
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熊本市教育委員会によると、熊本市内の中学校1クラスで試験前日の10月23日に、2023年度分の「熊本県中学校共通テスト」の数学の問題を、過去問題と勘違いして配布し、生徒に解答させたということだ。
自己採点用の解答を配布中に、担当教諭が誤りに気付いて問題が発覚。
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熊本市教委は共通テストの準備のために、進路指導主事の教諭がテスト用紙を仕分けた際、残った分を過去問題用のファイルにとじたこと、さらに教諭間での情報共有ができておらず、数学の担当教諭が過去問題と勘違いしたことが原因としている。
代替問題で対応 大西熊本市長も陳謝
熊本市の須佐美徹学校教育部長は会見を開き、「申し訳ございませんでした」と陳謝した。
学校は、生徒たちに代替問題でのテストを実施する対応をとった。
10月27日に今回の問題に対して大西熊本市長も定例会見で陳謝した。
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大西熊本市長:
進路の判断材料となる重要なもので、テストを適切に受けることができなかった生徒、保護者の皆さまに深くおわび申し上げます
(テレビ熊本)