アメリカンフットボール部の薬物問題をめぐり、沢田康広副学長と内紛状態にある日本大学の林真理子理事長。YouTubeに投稿した動画が今、注目されている。
薬物事件後の理事長室で…「公私混同」との声も
白い長袖のトップスにネックレスを身につけた林理事長。左腕を持ち上げて服を見せながら、「今日は全身プラダで」と話す。これは、自身のYouTubeチャンネルに投稿された動画の一部だ。
この記事の画像(14枚)一方の沢田副学長は、10月19日午前8時半ごろ、辞任を求められている件について記者に問われるも、無言で車に乗り込んだ。
薬物問題の対応をめぐり、林理事長ら執行部が沢田副学長に辞任を求めたことが明らかになっている中、沢田副学長が理事会などの全ての会議に、一時“閉め出し状態”であったことが新たに分かった。
関係者によると、沢田副学長は執行部のメンバーから明確な理由を示されないまま、理事会などへの出席停止を告げられ、抗議するまで続いたという。
林理事長が、冒頭の動画を投稿していたのは10月1日。
全身に高級ブランド「プラダ」の服をまとっていると話し、「週に2日ぐらいは、割と好きな私服を着ていく日があります。理事長のコーディネートです」と、服へのこだわりや書籍を本を紹介している。
動画には「思う存分やってください。期待しています」「頑張ってください。応援してます!!」などの好意的なコメントが多数を占める中、撮影場所が理事長室であるとみられることから、「日大の理事長室は大学業務のための場所。公私混同の判断がつかないのは大丈夫ですか?」とのコメントもみられた。
そして、動画の最後には「この頃、本当に理事長職が忙しくて、本当に朝から(大学へ)行っているけど全然終わらない、仕事が」と話していた。
日本大学は18日、辞任を求めたことについて「沢田副学長ご自身でご判断いただくよう、検討を促したことはあるものの、それ以上のものではありません」とコメントしている。
(「イット!」10月19日放送より)