独立リーグで2年連続日本一となった火の国サラマンダーズの馬原孝浩監督(41)が、今季限りで退任することが分かった。馬原政権を支えたコーチとマネージャーも一斉に退任することが明らかになり、来季の首脳陣構想が注目される。

サラマンダーズの馬原孝浩監督が退任へ

熊本市出身、現役時代は福岡ソフトバンクホークスなどで活躍した馬原孝浩監督。

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球団創設の2021年は投手部門の責任者として、2022年からは監督としてサラマンダーズを2年連続・独立リーグ日本一に導いた。

10月3日に行われたチーム内の表彰式で、馬原監督は熊本への感謝を語った。

火の国サラマンダーズ 馬原孝浩監督:
(サラマンダーズは)最高で最強のチームだったと思います。いまだに(シーズン後の)この場で謝罪をせずに「ことしもやりました」という報告ができるのは、監督冥利(みょうり)に尽きるというかですね。選手に恵まれてスタッフに恵まれて、感謝の思いしかありません

馬原監督「熊本での仕事をやりきった」

馬原監督本人によると、退任の理由は目標とする日本一連覇を達成できたことで、熊本での仕事をやり切った思いがあったということだ。

現在のところ、プロ12球団から指導者などのオファーはなく、当面は自身が柔道整復師と鍼灸(しんきゅう)師の資格を生かして、開業した整骨院の経営に専念する方針だ。

火の国サラマンダーズ 馬原孝浩監督:
リーグ4連覇、日本一3連覇。次のメンバーに託すことができるという思いで、今は安堵(あんど)しています

首脳陣が一斉に球団を去る異例の事態に

一方で、監督の口から「僕だけではなくて、スタッフ陣もみんな一緒に退任します」と馬原政権を支えたコーチ3人とマネージャーの退任も明らかにされると、会場からはどよめきが起こった。

日本一連覇の直後に首脳陣が一斉に球団を去る異例の事態。来季に向けてどのようなチームを創り上げていくのかが注目される。

(テレビ熊本)

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