熊本市では今、モデル校を選定し、民間のスイミングクラブを活用した水泳の授業など、いわゆる「プール再編」を行っている。9月12日に開かれた熊本市議会で、遠藤熊本市教育長は今後もモデル校を増やし、学校プールの再編を進める考えを示した。

学校のプールをスイミングクラブへ

9月12日の熊本市議会・一般質問で、遠藤洋路熊本市教育長は学校プールの再編を進める考えを示した。

熊本市の学校のプールについては、熊本市教育委員会が2022年度から小・中学校5校をモデル校に選定し、民間のスイミングクラブを活用して授業を行うなど効率的な運用を行っている。

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熊本市教育委員会・遠藤洋路教育長:
(モデル校で実施したアンケートで)教員の負担軽減などの項目で約9割の児童、保護者、教職員の好意的な意見が見られた。対象となる学校および受け入れ側となるスイミングクラブ等との協議を丁寧に行い、計画的に進めていく

熊本市教委によると、築50年以上たち、今後10年間で建て替えが必要な学校は17校あるということで、モデル校を2校増やし、2024年度もプール再編を進める予定だ。

一方でプール再編には、学校から民間のスイミングクラブに移動する時間がかかるなどの課題もある。

(テレビ熊本)

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