ガソリンなどの燃料価格が高騰する中、私たちドライバーが燃費を抑える運転を心がけることで、年間2万円以上の燃料代を節約することができるという。その方法をJAFに聞いた。
少しの意識でガソリン代の節約に
国の家計調査によると、2022年1年間で宮崎市の1世帯当たりのガソリン支出額は約7万7,000円。ガソリン価格が過去最高の水準となる中、2023年はさらに支出が増えることが予想される。
JAF宮崎支部では、燃費を良くしてガソリン代を抑える運転方法について紹介している。

JAF宮崎支部・田代芳久事業係長:
まずは発進時、アクセルをふんわり優しく踏むのがポイント。車は重いので、動き出すときに一番力が必要。時速20kmまで5秒かけて発進すると燃料消費を控えることができる
市街地を走る場合、発進時にかかる燃料の消費量は全体の約4割。緩やかな発進をすることで約10%燃費が改善するという。
走り始めた後は…。

JAF宮崎支部・田代芳久事業係長:
加減速を控えるのがポイント。一定の速度で燃費が良くなるので、ブレーキや加速をなるべく控えるのが大切。先の状況を見て車間距離を空けることで、加減速がなくなり安全運転にもつながる
安全運転にもつながるエコドライブ
このほかにも、赤信号などで停止する際に早めにアクセルから足を離し、燃料を使わない状態にすることも有効だという。

資源エネルギー庁の資料を参考にすると、この運転方法を実践することで年間で約2万4,200円分節約できる計算だ。
また、乗車する前にも、タイヤの空気圧を適切に保つことや、必要のない荷物を降ろして車全体の重さを減らすことで燃費効率の良い走行につなげることができる。

JAF宮崎支部・田代芳久事業係長:
エコドライブは環境にもお財布にも優しい。ゆとりをもって運転することで安全運転にもつながるので、ぜひ実施していただきたい
(テレビ宮崎)