全国で様々な企業や団体のホームページが何者かによって「破産した」などと改ざんされる被害が相次いでいる。鹿児島でも「鹿児島王将」が同様の被害を受け、被害届を提出した。誰が何の目的で改ざんしているのか。

偽の記載…率直に本当に「悲しい」

鹿児島王将・稲盛幸広常務:
何でこんなことをするのかなというのを一番最初に思う。お客様だけでなく取引先や、一生懸命働いている従業員の思いを踏みにじることなので、許せない思いもあるが、率直に本当に「悲しい」と思った

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鹿児島王将は1978年創業。鹿児島市、霧島市に計8店舗を展開している。

鹿児島王将によると、8月31日の午後9時ごろ自社のホームページが「鹿児島王将破産手続き開始のお知らせ」、「8月31日付で全店舗閉店となります」といった内容に改ざんされていたという。

「全くの事実無根」警察に被害届も

9月1日の朝、改ざんを把握した鹿児島王将は、ホームページを修復。現在は「『破産手続きを開始した』というのは全くの事実無根」とするお知らせを表示している。

鹿児島王将・稲盛幸広常務:
通常業務ができなくなったのはある。データを全て消されてしまったので。100%元に戻っているかというと、そうではない

これを受けて、鹿児島王将はホームページを修復したその日のうちに、鹿児島西警察署に被害届を提出した。

改ざんされたホームページには実在する法律事務所の名前も記されていたが、鹿児島王将では、6月にも同じ法律事務所の名前で、従業員によるセクハラ被害を訴える虚偽の内容のファックスが店舗に送られる被害もあったということだ。

今後、鹿児島王将では、ホームページの運営会社とも連携しながら対策を強化していくことにしている。

(鹿児島テレビ)

鹿児島テレビ
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