ウクライナ軍が、段ボール製のドローンを自爆攻撃に使っていることが明らかになった。

画像:ウニアン
画像:ウニアン
この記事の画像(3枚)

ウクライナメディアによると、ウクライナ軍が国境を接するロシア西部クルスク州への27日の攻撃で、段ボール製ドローン16機がロシアの軍用機などに体当たりした。

この攻撃について、ウクライナ保安庁が27日、ウクライナメディアに、ロシア軍の「戦闘機『スホイ30』4機と戦闘機『ミグ29』1機と地対空ミサイルシステム『パンツィリ』に損害を与えた」と伝えている。
けが人の情報は今のところ入っていない。

画像:ウニアン
画像:ウニアン

段ボール製ドローンは「使い捨て」で、運びやすい折りたたみ式になっている。
エンジンは電動で、ワックスを染み込ませた紙と輪ゴムでできていることから、レーダーに発見されにくく、27日の攻撃で撃墜されたのは、わずか3機だったという。

このドローンを作ったオーストラリアの会社などによると、最長飛行距離は120キロで、4~5キロの貨物を搭載でき、自力で離発着できることから、物資や装備を届けるために開発されたという。
今後、ロシアの戦闘機に対する、段ボールドローンによる体当たり攻撃が増える可能性がある。

※サムネイル画像:ウニアン

国際取材部
国際取材部



世界では今何が起きているのか――ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、モスクワ、イスタンブール、北京、上海、ソウル、バンコクのFNN11支局を拠点に、国際情勢や各国の事件・事故、政治、経済、社会問題から文化・エンタメまで海外の最新ニュースをお届けします。