JR九州は、肥薩線を走っていた観光列車「いさぶろう・しんぺい」が10月4日に福岡でラストランを行うと明らかにした。
「いさぶろう・しんぺい」は福岡・久留米と大分を結ぶ久大線の観光列車に改造される予定で、最後に熊本を走るのは9月15日だ。
ラストランは10月4日福岡で

いさぶろう・しんぺいは肥薩線の熊本・人吉駅と鹿児島・吉松駅間を走るJR九州の観光列車として人気だったが、2020年7月豪雨で肥薩線の一部区間が運休。

その後は、ツアーなどの団体専用車両として活躍していたが、2024年春から福岡・久留米と大分を結ぶ久大線を走る新しい観光列車に生まれ変わることが決まっている。

JR九州によると、ラストランは10月4日に行われる博多駅から小倉総合車両センターに向かう特別ツアーに決まったということだ。
ツアーの販売開始は9月中旬で、JR九州トラベルデスクのホームページやSNSで発表される予定だ。
熊本県内は9月15日が最後のツアー
いさぶろう・しんぺいが熊本県内を走るのは9月15日に行われるツアーが最後で、熊本駅を出発し、豊肥線を走り大分駅へと向かう。

その日は人吉温泉の女将の会「さくら会」などもラストランを盛り上げるために熊本駅を訪れる予定だ。

肥薩線の観光列車は「SL人吉」も2024年3月の引退が決まっていて、残るは現在、豊肥線を走っている「かわせみ やませみ」のみだ。
(テレビ熊本)