秋の訪れを告げる花・コスモス。連日の暑さによって、山形市・山寺では9月を待たずにすでに見ごろを迎えている。ただ、8月30日、高原を訪れると、見に来ている人はほとんどいなかった。
コスモスの見ごろを迎えているが…
標高約500メートル、80万本のコスモスが植えられている山形市山寺の「面白山高原コスモスベルグ」を30日に訪れると、例年ならこの時期は3分咲きの早咲き「キバナコスモス」がほぼ満開となっていた。
この記事の画像(10枚)コスモスベルグを管理 山寺観光協会・遠藤定治副会長:
7月にまいた種なので、「えっ!?」という感じ。やっぱりずっと暑かったので、こちらも朝晩冷えればいいが、猛暑日が続いているのでそれだけ早くなったのかなと思う
平地より3度から4度気温が低い場所だが、連日の高温が影響し、お盆過ぎから一気に開花が進んだという。
例年より10日ほど早く見ごろを迎えたため、急ピッチで草刈りを行い、多くの人を迎える準備をしたが…。
早く咲きすぎて人来ず
山寺観光協会・遠藤定治副会長:
例年は9月に入ってから見ごろ。だからもう見ごろだけど、誰もまだ来ない
取材中に見に来ていたのは、インターネットで調べてやってきたというフランスからの1組だけだった。
フランスから来た観光客:
本当にとても美しくてカラフル。フランスでもいくつか花は見たが、日本の花は本当に素敵
2023年のコスモスは、雨が少ない影響で背丈が少し低いということだが、それでも黄色やオレンジのきれいなじゅうたんを楽しむことができる。
山寺観光協会・遠藤定治副会長:
風が吹くと本当に爽やかなので、コスモスの満開を見に来てもらいたい。終わりも早い可能性があるので、早めに来てもらいたい
「キバナコスモス」の見ごろは9月中旬までで、これからはピンクや白・紫のコスモスも徐々に咲いていくという。
(さくらんぼテレビ)