“史上初”となる夏の甲子園大会決勝での先頭打者ホームラン。

先制のソロ本塁打を放ちガッツポーズする丸田湊斗選手
先制のソロ本塁打を放ちガッツポーズする丸田湊斗選手
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白い肌と端正な顔立ちから、“慶応のプリンス”と、一躍注目を浴びた慶応高校・丸田湊斗選手が、18歳以下の日本代表メンバーにも選出されました。

恩師に送ったメッセージ 丸田選手の変化

優勝に大きく貢献した丸田選手。中学時代の野球チーム監督だった宇野和之さんによると、当時から肌が白かったといいます。

丸田選手の中学時代の野球チーム監督 宇野和之さん
丸田選手の中学時代の野球チーム監督 宇野和之さん

丸田選手の中学時代の恩師 宇野和之さん:
本当に色白でかわいらしい顔の子が来たなと。9教科でオール5だと多分45になるんですけれども、ほとんどオール5に近い。めちゃくちゃ頭いいですね。おまけに、彼の場合はピアノがうまいという。

頭脳明晰で、野球センスも際立っていたという丸田選手。

中学時代の丸田選手 撮影:横浜泉中央ボーイズ
中学時代の丸田選手 撮影:横浜泉中央ボーイズ

丸田選手の中学時代の恩師 宇野和之さん:
当時から足が速くて肩が強くて、バッティングも良いし、まあ三拍子揃った素晴らしい選手ですね。神様は彼に二物も三物も与えたなぁって。

そんな丸田選手がホームランを決め、慶応が優勝したことに、宇野さんは感動を口にします。

丸田選手の中学時代の恩師 宇野和之さん:
本当に素晴らしい活躍で、心からおめでとうと言いたいですね。準決勝終わった後に送ったLINEで、「あとひとつ頑張れよ」と。

丸田選手からはこんな返信が届いたといいます。

「日頃より応援ありがとうございます。一生懸命にプレーして、精一杯楽しんで、最後駆け抜けたいと思います!」

「日本一なってきます!」

その言葉通り、優勝を大きくたぐり寄せる、初回先頭打者ホームランを決めました。

先頭打者本塁打を放ち、喜ぶ丸田湊斗選手
先頭打者本塁打を放ち、喜ぶ丸田湊斗選手

敗れた仙台育英高校の須江航監督も、「丸田君のホームランが大勢を決めた。球場の雰囲気も慶応の空間になった」と認めた値千金の一打。ホームランを打ち、ベースを回る際、白い歯をみせた丸田選手。手元を見ると、両手でアルファベットのM(エム)のような形を作っています。

丸田選手の中学時代の恩師 宇野和之さん:
なんなんですかね…。おそらく丸田(MARUTA)のMかもしれませんね。

丸田の頭文字でしょうか、チームメイトにメッセージを送っているようにみえます。

丸田選手の中学時代の恩師 宇野和之さん:
驚きました、中学時代見たことないですね。
中学のときは大げさなガッツポーズも見たことないし、ファインプレーをして(ベンチに)帰ってくる時も人ごとのような顔して戻ってきていたので。成長しました、そういう部分では。
自分の気持ちをああやって出せるようになったのは大きな成長だと思います。

一方、チームメイトは、「丸ポーズ」で祝福。この一打をきっかけに、強豪・仙台育英から8点を奪い、恩師への宣言通り、見事日本一に輝きました。

「有言実行」大舞台での公式戦初のホームラン

試合終了後、「夏の甲子園、史上初」の先頭打者ホームランだと知らされた丸田選手。

丸田湊斗選手:
自分はちょっとそういうの考えていなかったので、今言われてすごい嬉しいんですけど、自分は公式戦でホームランを1本も打ってなくて、本当にこのためだけにとっていたのかなと今思いました。

公式戦初のホームランが、甲子園・決勝という大舞台と、まさに“持っている男”ぶりを見せつけました。

「夏の甲子園優勝」という最高の結果に、歓喜の涙を浮かべます。

5回表 八木選手の適時打で生還する二塁走者の丸田選手
5回表 八木選手の適時打で生還する二塁走者の丸田選手

丸田湊斗選手:
色々な感情が混ざって、ちょっと言葉では表せない感情なんですけど、1番うれしいという気持ちが大きいです。世界中のどこの高校生を探しても、高校生だけじゃなく、どんな人を探しても最高の夏になったと思います。

(めざまし8 8月24日放送より)