自民党の最大派閥・安倍派は、20日、長野・軽井沢町で研修会を行った。
研修会の冒頭、派閥のとりまとめ役として「座長」就任が決まった塩谷立元文部科学相は、派閥の運営を行う常任幹事会のメンバーについて、今月末頃にも発表する方針を明らかにした。

安倍派は、2022年7月に安倍晋三元首相が銃撃されて死去して以降、会長不在が続いている。17日の総会では、当面「会長」は置かず、塩谷氏を「座長」とした上で、意思決定機関となる「常任幹事会」を新設する新体制が決まった。
常任幹事会のメンバーは閣僚経験者などを軸に人選するが、いわゆる「5人衆」、松野博一官房長官、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、西村康稔経済産業相、高木毅国会対策委員長らが選ばれるものとみられる。

塩谷氏は、9月中旬に内閣改造や自民党の役員人事が行われる可能性が高いことを念頭に、「人事もあるので、できれば今月末くらいには発表したい」と述べた。