北朝鮮メディアは、金正恩総書記が台風被害を受けた農場を視察したと報じた。

朝鮮中央テレビは18日朝、金総書記が台風6号の被害を受けた北朝鮮東部・江原道の農場を訪れ、復旧作業を指導したと報じ、手に稲を持ちながら関係者と話す金総書記の様子などを公開した。

報道によると、金総書記は冠水した畑の農作物の生育状況の改善に向け、空軍のヘリコプターと輸送機を使った農薬散布を、自ら指揮したという。
視察の中で金総書記は「今年の農作業を安全に終えるため、あらゆる力を集中しなければならない」と強調したという。

金総書記の被災地視察は、8月14日にも報じられていて、市民に寄り添う指導者としての姿をアピールする狙いがあるとみられる。
一方、韓国の国家情報院は、北朝鮮で2023年1月から7月までに、約240人が餓死するなど、食糧事情が悪化していると分析している。
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