三重にある神社で行われている、伝統の「上げ馬神事」に改善勧告が出た。この神事では今年、馬1頭が殺処分となり、疑問の声も上がっていた。
2メートルの土の壁を馬で…吉凶を占う伝統行事
改善勧告が出たのは、三重・桑名市にある多度(たど)大社の「上げ馬神事」。

高さ2メートルの土の壁を馬が駆け上がり、壁を乗り越えた回数で1年の吉凶を占うというものだ。2023年5月の神事では、ケガをした馬1頭が殺処分となり、動物虐待に当たるのではと疑問の声も上がっていた。

県の教育委員会は多度大社に対し、馬を威嚇する行為をやめ、人も馬もケガをしない環境を整備するなど、神事の改善を求める勧告を行った。
多度大社は「動物愛護に関する法律や、人馬、参加者の安全を考えて、より一層の改善を進めていく」として、8月中にも改善策を県に報告する方針。
(「イット!」8月17日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(19枚)