熊本・上天草市の神社で伝統の「赤ちゃん土俵入り」が行われた。大声を上げて泣く子や、動じず平然とする子まで15人の赤ちゃんが土俵に上がり、訪れた人たちは目を細めながら土俵入りを見守っていた。
「赤ちゃん土俵入り」に観客も笑顔
鮮やかな化粧まわしに紅白のねじり鉢巻きの赤ちゃんたち。
これは、熊本・上天草市龍ヶ岳町にある下桶川不動神社の伝統行事「赤ちゃん土俵入り」だ。

参加した赤ちゃんは0歳の15人で、5人ずつ土俵に上がり寝かせると大声を上げて泣く子や、動じず平然とする子まで様々だった。

最初から泣きっぱなしの赤ちゃんもいて、観客も思わず笑顔に。

無病息災や大漁を祈願
「赤ちゃん土俵入り」は、もとは明治時代に流行した「赤痢」を鎮め地域を元気にしようと始まったもので、今では無病息災、五穀豊穣、大漁などを祈願するために行われている。

参加した赤ちゃんの親は「元気に育ってほしい」や「健康で笑顔いっぱいに育ってほしい」など、子供の成長を願っていた。
(テレビ熊本)