アメリカ・ハワイ州のマウイ島で起きた山火事による死者は93人に増え、アメリカの山火事では過去100年間で最悪の被害となっている。
自宅が全焼した日本人の家族が、被災当時の状況を語った。

マウイ島西部の観光地・ラハイナに、8年暮らす浅川さん家族。自宅が一夜にして全焼した。

娘の明海さんは「(家で)ヘッドフォンをしてゴロゴロしていたが、外を見たら煙だらけになっていて」と当時の状況を振り返る。母・かおりさんは「一夜にして本当に、全てを失った」と話した。

地元のマーケットで、ラーメン店を経営する浅川さん。被災してから5日目、知人たちと再会することができたという。

友人たちはお店の復興のため募金活動を始めていた。母・かおりさんは「すごく励みになります」という。

地元当局は日本時間の13日夕方、確認された死者数が93人に増えたことを発表。

またハワイ州知事は会見で、これまでに2人の身元が判明したことを明らかにしたが、地元住民約1000人と連絡が取れておらず、捜索が進めばさらに死者数は増えるとみられる。

ハワイ州当局は、家族に行方不明者がいる人に、DNA鑑定の協力を呼びかけている。
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