4年前の京都アニメーション放火殺人事件で、犠牲となった女性がキャラクターデザインを担当した新作映画が公開され、多くのファンが詰めかけている。
犠牲になったクリエーターの作品が公開
4日に公開された京都アニメーションが手がける新作中編映画「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~」は、京都府宇治市を舞台に吹奏楽にかける高校生たちの青春を描いた大人気シリーズだ。

キャラクターデザインを担当したのは、4年前、京都市伏見区の京都アニメーション第一スタジオが放火され、36人が亡くなった事件で犠牲となった池田晶子さん(当時44歳)だ。

池田さんは「涼宮ハルヒの憂鬱」のキャラクターデザインなども担当し、京アニを代表するアニメーターの1人だった。
「響け!ユーフォニアム」のシリーズの新作が公開されるのは、事件後初めてだ。

この日を心待ちにしていたファンは…
映画を見たファン:
事件もあって、今回久しぶりの京アニの作品なので非常に感動しました。京アニ独特の楽器の作画の良さとかがすごい。無事に映画を見ることができてうれしい

また、JR京都駅では京アニの公式グッズを取り扱う専門店が期間限定でオープンした。

優秀なクリエイターたちによって命が吹き込まれた京アニの作品は、これからも多くの人に愛され生き続けていく。
(関西テレビ「newsランナー」2023年8月4日放送)