大阪メトロ中央線の設備トラブルに伴う対応と、きょう=14日の営業について、博覧会協会が午前9時半から会見を開き、詳細について説明を行っています。

博覧会協会の高科淳・副事務総長は冒頭「結果として多くの方々が大変な思いをされたことについては、心苦しく思っている」と陳謝しました。

そのうえで「滞留人数は13日の午後9時半時点で、3万人程度と推測している」と明らかにしました。

一方、会場内で一夜を過ごした来場者の数については、相当数が地下鉄やバス・タクシーなどを利用したことなどから、集計は出来ていないとしています。

記者から、今回の対応について問われた高科副事務総長は「突発的なインシデントだったが、大きな意味においては、ある程度想定した中で動けていた。その結果、重大な事故は起きておらず、きょうも開場できている。他方で、個別の対応で反省すべき点がいくつもあると思うので、しっかりと見直して、今後仮にこういうことが起きたときにしっかり対応できるよう進めたい」と話しました。

また、来場者への情報発信のタイミングや手段について、博覧会協会は「かなりの頻度で(鉄道の)情報が動いていた。確定した時点で我々も(情報を)流すとやってきたが、もう少し早いタイミングで出来たかどうかについては検証しないといけない」「今回、組織として運転停止がこれだけ長期化するとはきちんと認識していなかった。『長期化しそうだ』となって情報を整理して流したのが午後10時ごろとなった。遅かったといわれると反省すべき点はあると思うが、その時点で取るべき最善の対応を採っていたと考える」と釈明しました。

大阪市消防局によると、夢洲駅周辺では体調不良や熱中症のような症状を訴える人が相次ぎ、36人(速報値)が病院運ばれました。

いずれも症状は軽いということです。

関西テレビ
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