延長10回に劇的な結末が待っていた。

1-1の同点で迎えた延長10回。
先頭の藤岡裕大(28)の四球から2死1・2塁とし、井口資仁監督(45)が代打に送ったのは「打てる捕手」として期待がかかるドラフト2位ルーキーの佐藤都志也(22)。

この記事の画像(4枚)

「決めるというよりも自分の振りをしようと思って打席に立ちました。浮いた球は振っていこうと思っていました」とオリックス6番手・澤田圭佑(26)のチェンジアップを捉えた。
右中間へ飛んだ打球は前進守備のライトの頭上を越え、プロ初安打初打点となるサヨナラタイムリー。ルーキーが一打で試合を決めた。

打った瞬間、右手を高々と突き上げた佐藤。

ナインからはもみくちゃにされて祝福を受けると、「素直にすごく嬉しいですけど、興奮しすぎて分からないです」と興奮冷めやらぬ表情で喜んだ。

佐藤は福島の聖光学院高から東洋大学を経て、昨秋ドラフト2位でロッテに入団。「打てる捕手」として期待を寄せられ、石垣島春季キャンプからアピール。ルーキーながら開幕1軍入りを果たした。
記念すべきボールはベンチ裏に保管した。「ボールはお母さんに届けたいなと思っています。打てる捕手として、自分のセールスポイントを出して、これからも1軍の試合でいっぱい打てるように頑張りたいです」と佐藤。

井口監督も「しっかりと打ってくれて、頼もしい新人が入ってくれた。バッティングはいいし、キャッチングも昨日の最後にマスクを被った。機会があればどんどん使っていきたい」と称えた。

チームはこれで7連勝。開幕ダッシュでパ・リーグ首位を突き進む。

27日の結果
ヤクルト9-6巨人 中日6-1広島   DeNA6-8阪神
楽天18-4日本ハム 西武8-7   ロッテ2-1オリックス