北海道民のソウルつゆ「めんみ」。だしが5種類も入っており、豊かな味わいを簡単に作り出せるのが特徴だ。1本で味が決まるので、重宝している方も多いのではないだろうか。
今回は、めんみを使用した“夏バテ防止レシピ”を3つ紹介する。
この記事の画像(29枚)教えてくれるのは遠藤美貴先生
レシピを教えてくれるのは、札幌で料理教室を営む、管理栄養士で料理研究家の遠藤美貴先生。
病院・介護施設・企業などの栄養相談数は、なんと4000件以上!
遠藤先生によると、人が元気に活動するためには、糖質・脂質・たんぱく質と、それらを体の中でエネルギーに変えてくれるビタミンB群が必要不可欠。
栄養不足は、夏バテを引き起こす一因なんだとか。
そこで今回は、それらの栄養素を摂取できる“栄養満点レシピ”を3つ紹介する。
めんみを使用するので、簡単にできる。
栄養満点!冷麺風キムチそうめん
最初に紹介するのは、「冷麺風キムチそうめん」。
夏バテ防止に重要な具材は、鶏むね肉・卵・ネギの3つ。
そうめんの糖質を体内でエネルギーに変えるには、肉や卵に含まれているビタミンB1が必要。
肉や卵に含まれるタンパク質や脂質は、肉や卵がお互いに持っているビタミンB2でエネルギーに変換される。
つまり、肉・卵・そうめんを一緒に食べることで、夏バテ防止のエネルギー獲得を期待できる。
さらに、ネギに含まれるアリシンには、ビタミンB1の吸収をサポートするはたらきがあるそうだ。
【作り方】
1.めんみ・水・酢を混ぜ、ラップをして冷蔵庫で冷やしておく。
2.鶏むね肉を蒸す。
鶏肉の臭みを抜くため、塩とネギの青い部分をのせて酒をかけたら、ふんわりラップをしてレンジ500Wで4分加熱。
3.加熱している間に具材を準備する。
キュウリは千切り、卵は半分にカットし、モヤシは1分ほどゆでる。
4.蒸し鶏ができたら、温かいうちに1つずつ剥がしておく。
5.沸騰したお湯にそうめんを入れ、よく混ぜながら1分半ほどゆで、冷水にさらしてぬめりを取る。
6.そうめんの水を切ったら皿に盛り、具材をのせる。
7.つゆをかけ、ゴマとネギを散らして完成。
めんみと水とお酢を混ぜるだけで、簡単に冷麺の味を作ることができる。
さっぱりしているので、暑い日にもぴったり。
レンジで1発!ジャージャーそうめん
続いては、「ジャージャーそうめん」の作り方を紹介。
豚赤身肉は、体に必要な栄養素であるたんぱく質と脂質、それらをエネルギーに変えるビタミン B1・B2をもつ食材。アリシンをもつタマネギも使用する。
【作り方】
1.タマネギ1/4個のうち、半分はみじん切り、半分をスライスにする。
2.耐熱容器にタマネギのみじん切りと豚赤身ひき肉を入れ、めんみ・みそ・砂糖を加えてよく混ぜる。
3.ふんわりラップをかけ、レンジ600Wで4分加熱。
4.温まったらよく混ぜ、皿に盛ったそうめんにのせる。
5.キュウリとスライスタマネギものせて完成。
レンジで簡単に作れる肉味噌は、めんみのだしがきいている。
めんみで絶品!よだれ豚
最後は、おかずにもおつまみにもぴったりな「よだれ豚」。
中国四川料理の「よだれ鶏」を、豚肉とめんみでアレンジする。材料は冷蔵庫にありそうなものばかり。
1.沸騰したお湯で1分ほどモヤシをゆでたら、同じ鍋で豚もも肉もゆでる。
低い温度でゆで続けると栄養がどんどん逃げてしまうので、少しずつさっと湯通しするのがポイント。
2.めんみに砂糖・酢・ゴマ油・みじん切りしたネギ・白ゴマを混ぜてタレをつくる。
3.お皿にモヤシをしいて肉を並べ、タレをかける。
4.お好みでカイワレとラー油を散らして完成。
ゆでて、まぜて、かけただけで、あっという間に完成!
みじん切りにしたネギとやわらかい豚肉の食感がたまらない。
めんみで夏を乗り越えよう!
隠し味やだしの代わりとしても使える万能調味料「めんみ」。
めんみを活用した夏バテ防止レシピで夏を乗り越えよう。
(北海道文化放送)