東京・渋谷区のナンバー2である澤田伸副区長が、区議会議員に対し誹謗中傷などを行っていたことが明らかになった。

庁内ネットワークに誹謗中傷の書き込み

国民民主党 桑水流弓紀子区議:
私は4月に当選したばかりの新人の議員です。副区長とは挨拶以外に会話をしたことはありません。副区長に対しては、民間出身のスピード感と決断力のある姿勢を尊敬していただけに、今回の出来事はとても残念で、澤田伸副区長には失望いたしました。

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8月7日午後5時半過ぎに会見を開いたのは、澤田副区長による誹謗中傷などの被害者・渋谷区の桑水流弓紀子議員。

非公表である桑水流議員の自宅住所を漏えいしていた
非公表である桑水流議員の自宅住所を漏えいしていた

桑水流議員に対し、澤田副区長は「国民民主の桑ブタ」「早めに封じておかないとね!」などと、100人以上の職員が見ることができる庁内のネットワークに書き込み、非公表である桑水流議員の自宅住所を漏えいしていた。

また、ある委員会に対して「バカの集まりになってますな!」との書き込みもしていた。

「精神的なダメージを負い、苦しんでいる」

こうした行為について、渋谷区の長谷部健区長も認識していて、事実であることを認めたという。

指摘を受け、澤田副区長は一部の区議には直接謝罪したが…。

「副区長によって精神的なダメージを負い、現在も苦しんでいることはぜひ知っていただきたい」
「副区長によって精神的なダメージを負い、現在も苦しんでいることはぜひ知っていただきたい」

国民民主党 桑水流弓紀子区議:
澤田副区長からは本日までに謝罪の意向をうかがったものの、実際に私に対して謝罪の一つもいただいていませんが、副区長によって精神的なダメージを負い、現在も苦しんでいることはぜひ知っていただきたい。

桑水流議員が所属する立憲・国民渋谷区議団は、再発防止の調査委員会の設置を求めている。

(「イット!」8月7日放送分より)