北朝鮮メディアは、金正恩総書記が複数の重要な軍需工場を視察し、兵器の性能や製造工程の現代化を確認したと報じた。

6日付の労働新聞は、金総書記が5日までの3日間、複数の重要な軍需工場を視察し、兵器の性能や製造工程の現代化を確認したと報じ、金総書記が大型ロケット砲の砲弾生産工場を見て回る様子などを公開した。

また、狙撃兵器の生産実態も確認し、金総書記自ら銃を試射する様子を公開。金総書記は「狙撃兵器の現代化は、戦争準備で最も重大かつ緊急な問題だ」と指摘した。

さらに、7月に初めて公開された無人攻撃機のエンジン生産工場を視察した金総書記は、「エンジン製作に必要な各種資材を確保し、生産速度と質を徹底的に保障する」と強調し、無人攻撃機の生産を増強していく考えを示した。
8月はアメリカと韓国による大規模な合同軍事演習が行われる予定で、北朝鮮の更なる反発が予想されるとともに、無人機をはじめ最新兵器を使用した軍事挑発が行われる可能性もある。