「一番安心できる場所は飼い主さんのそば」を体現するワンちゃんがX(Twitter)に登場した。

突然ひかり、ゴロゴロと鳴り響く雷を怖がる犬は少なくないことだろう。コーギーの大吉くん(3歳・男の子)も苦手だそうで、雷が鳴ったある日、飼い主さん(@corgi_daikichi)の元に近寄ってきたという。

「ここなら大丈夫だよね」
「ここなら大丈夫だよね」
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そして、飼い主さんが伸ばした両足の間に、あおむけの体勢で挟まってきたというのだ。顔をキョロキョロと動かして周囲を伺う様子から雷におびえているように見える。一方で、おなかを見せる無防備な体勢と、ときどきカメラを見つめる視線からは「ここなら大丈夫だ」というような飼い主さんへの信頼を感じる。

この大吉くんのかわいらしい姿をおさめた9秒の動画には、「ここが一番安心な場所なんだね」「可愛い逃げ方ですね」「信頼しきってるね」などの声が寄せられていた。

大きな雷の音と同時に飛び込んできた

雷の大きな音が苦手だという大吉くん。普段から雷が鳴ると、こんなかわいらしい姿を見せるのだろうか?

飼い主さんに話を聞いてみた。


ーーどうやってこの体勢になったの?

撮影の前、雲行きが怪しくなり雨が降り始めた頃に雷が鳴り始めました。始めはじっと座った状態で耳を動かして雷の様子を伺っていましたが、大きな雷と同時に私の足の間に飛び込んであおむけになりました。びっくりして私は慌ててスマホで撮影しました。


ーー足の間に飛び込んできたとき、どう思った?

初めての経験でしたのでびっくりしたのと、 大吉の慌てた姿が面白くてちょっと笑ってしまいました(撮影出来なかったのが残念)。

音が聞こえる方をキョロキョロしていたという
音が聞こえる方をキョロキョロしていたという

ーーどれくらいの間、あおむけでいたの?

15分ぐらいかなと思います。雷の音が小さくなるまで私の足元で挟まれていました。 震えはないですが、音が聞こえる方をキョロキョロと見ていました。

挟まれている間は「大丈夫だよ」と声を掛けながらお腹をなでていました。 時々なでるのを休むと前足で「なでて」と催促されました。


ーー足がしびれたりとかはしなかった?

足はしびれませんでしたが、なんせフワフワの毛皮を着ているので足元に熱がこもりました。

怖がりで激しい風の音も苦手

ーー大吉くんはどんな子?

怖がりで警戒心が強いと思います。散歩中、自分より大きな犬にはワンワン。インターホンにワンワン。最近はジュースを作るミキサーが怖くて自分のケージに逃げるので、ジュースを作る時は別の部屋へミキサーを持っていきます。そのせいか警戒するようになり、台所に立つと大吉は速攻でケージに行くようになりました。

「待て」をする大吉くん
「待て」をする大吉くん

ーー普段は雷が鳴ったらどんな反応をするの?

雷が鳴っている時は、ケージか部屋の隅でじっとしているのが基本です。 時々抱っこもあります。

別の日の雷では部屋の隅でじっとしていたという
別の日の雷では部屋の隅でじっとしていたという

ーーなぜ今回は挟まりにきたのだと思う?

かなり近くで大きな雷の音が聞こえたのと、音が伝わるような振動が少しあったので、驚いたのではないかと思います。

怖いものや苦手なものの時は抱っこしてもらうという大吉くん
怖いものや苦手なものの時は抱っこしてもらうという大吉くん

ーー雷の時以外に、足の間に挟まりに来ることはある?

雷の他で怖い・苦手な物や音に対しては、挟まれるのではなく抱っこの方ですね。家なら物を落として大きな音がしたらとか、激しい風の音ですかね。今の時期だと花火の音もです。人間にとってはなんて事ない音なんですけどね。

大吉くんは今回初めて、雷の時を飼い主さんの足の間で過ごしたという。飼い主さんが声をかけながらなでたとのことで、大吉くんもとても安心したのではないだろうか。

次の雷などの時も、飼い主さんが今回のように受け止めることだろう。

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。