中古車販売大手「ビッグモーター」が自動車保険の保険金を不正に請求していた問題で、国土交通省は28日朝から、全国34店舗で一斉に立ち入り検査を行っている。

さいたま市の「ビッグモーター浦和美園店」には午前9時頃、国交省の職員4人が立ち入り検査に入った。

立ち入り検査が始まってから、約2時間半が経過した午前11時半時点でも、店内などで聞き取りが続いていた。

国交省がビッグモーターの幹部からヒアリングを行った結果、追加の事実関係の確認が必要と判断したもので、検査は全国の34店舗で一斉に行われている。

検査では従業員からの聞き取りのほか、整備記録などを確認。

道路運送車両法に違反する行為がないか、調べを進める。
立ち入り検査は「記憶などが残っている間にさらなる確認を」するため
一方、斉藤国交相は立ち入り検査について「記憶などが残っている間に、さらなる確認を行うため」に実施したと述べた。

斉藤国交相(午前11時15分すぎ):
現場の従業員の記憶などが残っている間に、さらなる事実関係の確認を行うため、本日、一斉に立ち入り検査を実施したものでございます。

また、ビッグモーターの店の前の街路樹だけが、不自然に枯れるなどしている問題についても、国交省が調査に乗り出していて、斉藤国交相は「警察に被害届を提出する必要がある。原因者が特定されれば損害賠償等を請求する必要もある」との考えを示している。
(「Live News days」7月28日放送より)
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