カンボジアで40年近く実権を握ってきたフン・セン首相が辞意を表明し、新しい首相に長男が就任することを明らかにした。
カンボジアのフン・セン首相は26日、国営テレビの演説で辞意を表明し、数週間以内に長男のフン・マネット氏が首相に就任すると述べた。
フン・セン首相は38年にわたって首相を務めていて、辞任後も政界は引退しないという。
23日に行われた総選挙では、フン・セン首相が率いる与党・人民党が圧勝する方向だが、有力野党の参加が認められず公正な選挙ではなかったとして、国際社会からは事実上の独裁体制に懸念の声が上がっている。