福井県立恐竜博物館がリニューアルオープンしてから1週間。大規模な改修で化石展示と体験コーナーが充実し、来館者は新型コロナ感染拡大前の2019年と比べても1.2倍に増えている。来館者が殺到する秘密に迫った。

1週間の来館者数は約3万1,000人で好調なスタート

7月14日、約7カ月間に及んだ大規模な改修を終え、リニューアルオープンした福井県立恐竜博物館。その1週間後に博物館を訪れると、平日にも関わらず多くの家族連れらでにぎわっていた。

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担当者によると、オープンからの1週間の来館者数は、県外客を中心に約3万1,000人。これは、2022年の同じ時期の1.5倍。

新型コロナ前の2019年と比べても、1.2倍となっている。好調なスタートを切り、その勢いは今も続いている。

新たな体験「化石研究」は1カ月先まで予約で埋まる人気ぶり

大久保直輝記者:
特に人気なのが、化石研究体験です。大人も子供も、夢中になって化石を掘り出しています!

「化石研究体験」は、増築された新館に新設された。実際の研究で使われている専用の道具で石を削り、恐竜化石のレプリカを掘り出す体験など、約2時間にわたって3種類の体験を楽しむことができる。完全予約制で、すでに8月末までの枠がほぼ埋まっているという人気ぶりだ。

来館者:
レプリカとわかっていても、壊れないかひやひやした。満足度はマックスです

来館者:
大人でも楽しめるようになった。化石研究体験では、子どもがものすごく生き生きしている姿を初めて見た

谷川由美子館長:
コロナ前に戻るかなと思っていたらそれを超えるお客さまにお越しいただいていて、熱意を感じられてうれしい

県立恐竜博物館の入館は、ホームページで事前に予約する必要がある。

ただ、恐竜化石の発掘調査現場を訪れるツアー形式の「野外恐竜博物館」は、7月13日の大雨の影響で、8月7日まで営業を休止している。

2024年春には、北陸新幹線が福井まで延伸する。今は関西圏や中京圏から車を使った来場者が多いが、新幹線開業で首都圏からの来館者を増やすため、積極的にPRする方針だ。

(福井テレビ)

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