1日に2度の線状降水帯が発生した熊本県は、7月3日までの大雨による公共土木施設と農林水産関連の被害額が前回より142億円増え、速報値で237億円余りに上ったと発表した。最終的な被害額はさらに膨らむ見込みだ。
公共土木164億円余り 金内橋含まず
熊本県が7月21日に発表した速報値によると、公共土木施設の被害額は前回の発表から約100億円増え、164億6,800万円余り。

特に、河川の氾濫による護岸の損壊など河川関連の被害が拡大し、その額は約117億円に上っている。

また、上益城郡山都町の崩落した国道445号線の金内橋については、まだ調査中で、今後さらに被害額が膨らむ可能性があるという。
農林水産73億円余り 全容把握はまだ…
そして、農林水産関連の被害額も前回の発表から約34億円増え、73億1,400万円余り。このうち田畑への土砂流入や水路の損壊など農地・農業用施設の被害が拡大し、その額はおよそ61億5,000万円に上っている。

熊本県は引き続き、被害の全容把握を進めるとともに、速やかに災害復旧にあたるとしている。
(テレビ熊本)
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