日米韓の首脳会談が、8月に開かれる見通しであることが分かった。対北朝鮮での連携強化などについて議論するものとみられる。
米韓両国は、核を含むアメリカの戦力で同盟国を守る「拡大抑止」の強化に向け、新たな協議体「核協議グループ」を創設し、18日、ソウルで初会合を開いた。
会合後の記者会見で、韓国大統領府高官は、8月中に日本を含めた3カ国で、首脳会談が開かれるとの見通しを示した。
一方、アメリカ政府高官は会見で、弾道ミサイルを搭載できるアメリカ軍の戦略原子力潜水艦が、韓国・釜山に入港したと明らかにした。
韓国メディアによると、アメリカの戦略原潜が韓国に寄港するのは、1981年以来、42年ぶりのことだ。
こうした米韓の動きについて、北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は17日、「我々を交渉のテーブルから遠ざけるだけだ」と批判する談話を発表し、追加の軍事挑発を示唆している。