国宝指定の答申を受けた熊本・山都町の通潤橋は、7月15日からの3連休で名物の放水を行っている。また、この3連休から全線の運転を再開した南阿蘇鉄道では、人気のトロッコ列車も復活しにぎわった。

国宝答申の通潤橋 豪快な放水を再開

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通潤橋は江戸時代の1854年に造られた石造りのアーチ水路橋で、橋として初めて国宝指定の答申を受けた。

観光客のお目当ては、7月15日から再開された名物の放水だ。

橋の上からも下からも見応えのある放水に、多くの観光客が写真に収めていた。

長崎からの観光客:
迫力があって素晴らしいですね

大阪からの観光客:
あんなに水量があるとは思わなかった

放水スケジュールはホームページで公開されていて、橋の上から見るには観覧料が必要だ。

阿蘇の大自然駆け抜けるトロッコ列車

7月15日から全線で運行を再開した南阿蘇鉄道は、名物のトロッコ列車も16日から全線で運行され、乗客は阿蘇の自然を駆け抜ける観光列車を満喫していた。

魅力は、開放感たっぷりの車窓から見える雄大な阿蘇の山々やのどかな田園風景だ。

駅や沿線では地域の住民が手を振って歓迎し、乗っていた子どもたちも、大きな声で「いってきます、またね」と応えていた。

そして一番の見どころは、南阿蘇鉄道唯一のトンネルを抜けた先にある第一白川橋梁(きょうりょう)だ。

乗客は高さ約60メートルの橋の上から白川を恐る恐るのぞき込み、渓谷の景色を楽しんでいた。トロッコ列車は11月までの土・日・祝日、春休み・夏休み期間は毎日運行される。

(テレビ熊本)

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