7月12日、東京・八王子の最高気温は39.1℃。全国で一番の暑さになり、今年国内で観測された最高気温の値を更新しました。

そんな東京・八王子市を「めざまし8」天達武史気象予報士が緊急取材しました。

天達気象予報士:
全国で一番気温が上がった八王子に来ていますが、蒸し暑い昼間の熱気がまだ残っています。

駅前の温度計は、一時40℃まで上昇。日差しがまぶしいのか、日傘を差す男性の姿も見られました。

外出するのも危険な暑さ。
そんな中で天達気象予報士が見つけたのは、夏の空に見られる「入道雲」です。

天達気象予報士:
地面が非常に温まったことから、入道雲がもくもくと発達を始めました。あの雲がさらに発達しますと積乱雲となっていわゆるゲリラ雷雨を降らせると言われています。
表面温度は60℃以上…炎天下での部活
次に天達気象予報士が向かったのは、八王子市にある明大中野八王子高校。グラウンドには、炎天下の中、部活動をする生徒の姿がありました。

天達気象予報士が、陸上部が使用しているトラックの表面温度をサーモカメラで測定すると、なんと60℃を超えていました。

試しに、地面から約50cmほどのところに顔を近づけてみると、熱風のような暑さが。
天達気象予報士:
子供とかペットは大変だ…。じわーっと汗が体の中から出てくるのが分かります。
グラウンドで練習しているサッカー部員たちも「靴の色とかが黒だと熱集まっちゃってめちゃくちゃ熱いです」と暑さを訴えます。

炎天下での部活動、生徒たちは大丈夫なのでしょうか?

明大中野八王子中高 篠田覚治教頭:
始まる前に子供たちの体調を確認して、こまめに水分補給を用意したり、休憩場所として日陰の部分を用意したり、扇風機のミストで休んだりとか、そういう対策をしながら行っています。

篠田教頭によると、体調管理や水分補給など、万全の対策をした上で部活動を行っているといいます。
また、室内での部活動は、室内競技場や教室にクーラーが設置されているため、そちらを使用しているといいます。

サーモカメラで室内の温度を見てみると、クーラーの効果が低い入口付近は赤色。40℃近い場所もありますが、冷房の当たっている場所は青色、約22℃となっていました
3連休に梅雨明け 40℃越えの可能性
夕方、再び八王子駅の前に戻ると、熱中症計から「熱中症警戒アラート」が鳴り響きました。
天達気象予報士:
今私の手元の熱中症計が危険エリアに入って、熱中症警戒アラートが鳴っています、かなり日差しも弱まっては来ているんですが、あまり関係ないようですね、湿度が高くて照り返しも強いということで熱中症の警戒、極めて高いという状況になっています。

この日は午後6時を過ぎても厳しい暑さが続き、サーモカメラで交差点を撮影すると、日が当たる部分は50℃に近い赤色となっていました。
天達気象予報士によると、15日から始まる3連休は、続々と梅雨明けし、東日本を中心に40℃を超える可能性もあると言います。
お出かけの際は、熱中症対策を万全にしてください。
(めざまし8 7月13日放送)