元世界ランキング4位のテニスの錦織圭選手(現501位)が、復帰3大会目となるATPツアー下部大会・シカゴチャレンジャーの1回戦で、初対戦となるカナダのガラルノー選手(215位)に、7 - 6、6 - 1のストレートで勝利し、2回戦進出を決めた。
現地11日に行われる予定だったが、雨天の影響で1日順延となり、12日も雨のため、インドアコートで行われた。
第1セットは接戦になり、6 - 6、延長戦のタイブレークに突入し、最後は相手のミスショットで、7 - 6と先取した。
完全復活を目指す錦織は第2セット、代名詞の「エア・ケイ」が久しぶりに飛び出し、調子を上げ、6 - 1でこのセットを取り、ストレートで勝利した。
試合後、「まあまあの試合だった。悪くなかった」と話し、復帰後、初のタイブレークについては「若干ピリついた。先にリードされて、ちょっとタイブレークの緊張感が多少あり、この3大会の中で一番緊張した場面だった」と振り返った。
復帰後3大会目で2回戦進出を決めた錦織選手一問一答
ーー 復帰後3大会目の初戦を勝利で飾りました。今の気持ちを聞かせてください。
錦織圭選手:
まあまあの試合でしたね。悪くはなかったですけど、ちょっと急にインドアになって、ちょっと若干テンションが合わなくなって、ボールが飛びすぎて、ちょっとファーストセットは、コントロールできなくてっていうところがちょっとありましたけど、あのガットも張ってもらって、セカンドはだいぶ気持ちよくプレイができました。
ーー タイブレークは復帰後初めてだったが…
若干ピリつきましたね。まあ先にリードされて、ちょっとタイブレークの緊張感というのが多少あったので、確かにこの緊張したって意味では、今までで、この3大会の中で一番緊張した場面というか、硬くなりそうでしたけど、最後の3・4ポイントは結構自分から攻められたので、あれはいい形だったなと思います。
ーー 相手への対策は十分とれていたか?
ちょっと見たりは、コーチとしっかり相談して。でも、あんまりイメージはなく、コートには入りましたね。あの結構初めの方は思ってたよりも攻めてきてたので、それがたぶん続かないだろうなとは多少は思ってたので、2セット目、少し彼が荒くなってっていうところが、若干出てきたかなと思いますけど、1セット目すごく彼もよかったので、危なかったですね。
ーー 先週の試合で出た課題については修正できましたか?
まあまあですかね。ちょっとフォアがまだタイミング合わなかったりっていうところが多少あったので、そこですかね。サーブはよくなってましたし、いいところもいくつかあったので、まあかなり上向きな試合だったと思います。
ーー 日本勢は、内山選手と清水選手が初戦を突破した。そういう刺激もあったか?
うれしいですね。当たるかはちょっとドローを見てないんで、わかんないですけど、みんなでセミファイナルとか行ったらうれしいなと思います。あんまりやりたくないですけどね。
ーー 2回戦に向けての意気込みは?
ここで何試合か、またいい試合を行えたら、優勝もちろん目指して頑張りますけど、ここで自信をつけて、アトランタ、ワシントンに迎えるようにしたいので、なるべく多く試合がしたいですね。