5月に、秋田の山林から遺体で発見された女性をめぐって、警視庁は元暴力団組員ら3人を、保護責任者遺棄致死の疑いで、12日にも再逮捕する方針。

左:井上大輔被告(48) 右:土岐菜夏被告(34)
左:井上大輔被告(48) 右:土岐菜夏被告(34)
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警視庁が再逮捕する方針を固めたのは、元暴力団組員の井上大輔被告(48)と井上被告の元妻・土岐菜夏被告(34)ら3人。

5月に秋田市の山林で、2021年から行方不明となっていた、加藤しのぶさん(当時48)の遺体が発見され、井上被告らが死体遺棄の罪で起訴されていた。

捜査関係者によると、加藤さんは2021年6月に、井上被告と埼玉県内で会った際に体調を崩し、井上被告らに会社の事務所などに連れ回される途中で、死亡したとみられるという。

警視庁による遺体の捜索(5月9日 秋田市)
警視庁による遺体の捜索(5月9日 秋田市)

警視庁は、体調不良の加藤さんを病院に連れて行くなど、適切に保護せず放置し死なせた、保護責任者遺棄致死の疑いが強まったとして、12日にも井上被告ら3人を再逮捕する方針を固めた。

加藤さんの死因は不明だが、遺体から覚醒剤の成分が検出されていて、警視庁は体調不良になった経緯などを、詳しく捜査する方針。

社会部
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