7月3日に2度の線状降水帯が発生した熊本県に、国土交通省の災害査定官が7月11日に入り、大雨で被災した益城町の県道や山都町の橋などの状況を調査した。査定官は翌日まで熊本で調査を続けるという。

大雨で大きな被害 復旧への助言を

髙橋凜記者:
7月3日の大雨で崩れた益城町の県道では約150メートルに渡り、これ以上の崩落を防ぐため多くの土のうが積み上げられています

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熊本県によると6月29日から7月3日までの大雨の影響で、現在(7月11日時点)も県が管理する道路の11カ所で通行止めが続いているという。

このような中、熊本県は国土交通省に復旧に関する助言をもらおうと、災害査定官の派遣を依頼した。

7月11日、現地入りした査定官は益城町の県道28号線や山都町にある国道445号線の金内橋の崩落現場などで被害状況を確認。
「交通が早く再開できるよう仮橋をかけるなど検討してほしい」などの助言をしたということだ。

査定官「被災の原因除去できる工法を」

国土交通省 三浦剛志災害査定官:
現地を見て、大きな災害だったんだなと改めて認識しました。被災の原因・メカニズムを除去できるような工法をしっかり検討していただいて、復旧していただくということをこの現場で助言した

査定官は、翌日まで計7カ所で被害状況などを調査する予定だ。
熊本県は査定官からの助言を参考にし、1日も早い復旧を目指すとしている。

(テレビ熊本)

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