パドレスのダルビッシュ有投手(36)の次戦先発が、7日(日本時間8日)の本拠地メッツ戦に決まったと、球団が発表した。5日の試合前には取材に応じ、大谷選手の二刀流について分析する場面もあった。

【ダルビッシュ投手インタビュー】

— 金曜日の先発が発表になった。

「きのうからほぼ100%に戻って、きょうもブルペン投げましたけど、久しぶりに思いっきり投げられたので楽しみです」

— 体調はどんな感じだったのか。

「サンフランシスコから帰ってきて、ブルペン投げた日、その前の日から体調があんまりよくなかったんですけど、投げたあとから関節の痛みとかが出てきたので、こっちで休むということになったんですけど、チームが早く復帰してほしいと、ピッツバーグにどうしても来てほしいという感じだったので行ったんですけど、空気が悪かったというのと、ピッツバーグとはご飯があんまりよくないというところで、デーゲームもあって睡眠不足、そういうので、なかなか回復せずに最近やっとよくなった」

— 体重が7パウンド(約3.2kg)落ちたのは大変だったと思うが?

「筋肉が落ちてるのかと言えばそうではなくて、食べられなかったりとか、胃腸があんまりよくないというところで、筋肉とかに糖質とかが入らないというので落ちてるので、そこはしっかり元に戻せば、普通に戻ってくるので、すぐ戻ると思います」

— フルー(インフルエンザ)という発表だったが。

「フルーってこっちで言うけど、インフルエンザ、お腹のストマック・フルーと言ったりしますけれど、胃腸炎的なニュアンスだと思います。そういう感じだと思います」

— シーズン中にあることか。

「ないですよ。僕はオフシーズンにもそう言うことはない。風邪引くとかもないですし、今子どもたちもいっぱいいますから、お子さんいらっしゃる方はわかると思いますけど、毎週誰か病気になるので、たまにそういうことはあるけど、そこまで悪くなることはないので」

— 体重を戻すにあたって注意することは。

「糖質を細く入れていくこと、塩と一緒に。あとは水分をしっかり入れていけば、すぐに戻ります」

— 今回は、大谷と対戦する機会がなくなってしまった。

「ですね。でも見ることはできるんで、僕としては楽しいですけど(笑)」

— 打者大谷の特徴をどう見る。

「日本人的だなってすごく思いますね、僕は。アプローチの仕方も、ずっと同じところを攻められたらスイングを変えるとか、狙い球をすごく決めて打ってくるので、決め打ちというか、全体的に待っているというか、この打席はこれを待つ、このカウントではこれを打つとか決めている感じがするので、頭を使っているなと思います」

— 対戦は楽しいか。

「楽しいも何もない。打者はみんな同じで、自分は仕事だと思って野球をやっているので、どの打者でもどういうタイプでも同じです」

— 投手の特徴は。

「僕は似ているなと思いますね、野手と。自分が調子よくなくなってくると、そこから打開策を見つけてくるというのは似ていると思います」

— 昔一緒にトレーニングしていた。その時から予測していたか。

「トレーニングやっても、伸び方とか普通の人と違うし、当時、強さで言ったら藤浪くんの方が強いのかなと思ったけど、伸び方とかフォームの感じも違ったので、野球じゃなくても、どのスポーツやってもできるのかなって感じがしました」

— おとといはWBC以来の再会?

「そうです」

— 会話は。

「そんなに大した話はしていないので覚えてないです」

— チームの戦いについては。

「すごく打線もよくなってきて、ピッチャー後ろの方、あんまり調子よくなかったりしますけど、勝ちがついてくれば、どんどん乗ってくるチームだと思うので、これからオールスターブレークもありますけれど、しばらく楽しみだなと思いますけど」

— WBCで大谷についてもメモを取っていた。参考になっているか。

「食事であったり、睡眠であったり、そう言うところは参考になりました」

(写真: 時事)

報道スポーツ部
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