2023年6月、石川県能美市のいしかわ動物園に、歌手の森山直太朗さんがお忍びで訪れていたことが明らかになった。森山さん、絶滅危惧種のボルネオオランウータンなどを見て興奮していたようだが、一番の目的は、自分の名前にゆかりのある動物だった。
絶滅危惧種のオランウータンが仲間入り
いしかわ動物園にお目見えしたのは2023年6月2日に宮崎県からやってきたボルネオオランウータンのオス「ハッピー」。
この記事の画像(14枚)2021年11月にオスの「ブロトス」が死んでから、メスの「ドーネ」(27)1匹になっていた。ハッピーの仲間入りで再び賑やかになりそうだ。
飼育展示課 林皓太さん:
ハッピーの性格は物怖じしない性格でとってもマイペース。少し体が大きくて怖いところもあると思いますが、目がとても優しい。ぜひ皆さんハッピーに会いに来て、その優しい目を見ていってください。
ボルネオオランウータンは、東南アジアのボルネオ島にだけ生息している絶滅危惧種だ。動物園ではハッピーとドーネによる繁殖を目指す。
モリ・ヤマ・ナオ・タロウに会いに
そんなボルネオオランウータンの取材にいしかわ動物園へ行くと、他にもハッピーなニュースが舞い込んでいたことがわかった。動物園の小さなアイドル、プレーリードッグ。看板アイドルたちを見に、あるビッグなゲストがお忍びで訪れたのだ。
飼育展示課 豊澤歩夢さん:
歌手の森山直太朗さんがいらっしゃいました。
いしかわ動物園を訪れていたのは代表曲「さくら」などで有名な歌手の森山直太朗さん。
どうして森山さんがプレーリードッグを見に来たのか…。
飼育展示課 豊澤歩夢さん:
プレーリードッグに森山直太朗さんのお名前が付いた「モリ」と「ヤマ」と「ナオ」と「タロウ」っていう子がいましてそちらを見に来られたっていう形です。
2022年3月に誕生した四つ子のプレーリードッグ。母親の名前が「サクラ」なので、動物園は森山さんの人気にあやかって、四つ子を「モリ」「ヤマ」「ナオ」「タロウ」と名付けた。(※タロウは熊本県の動物園に引っ越した)
森山さんは四つ子の名前が決まった当初から自身のツイッターでメッセージを送るなど、モリ・ヤマ・ナオ・タロウの成長に注目していた。
森山直太朗さんのツイッター投稿:
わんぱくでもいい、逞しく育って欲しい。
ご本人登場に大喜び!?
森山さんは6月25日、石川県白山市で行われたコンサートを前に、一目見たいといしかわ動物園を訪れたそうだ。自身の名前にちなんだプレーリードッグを見て…
豊澤さん:
何度も何度もかわいいって言ってくださった。今は地下通路が開いていて、顔を出せるようになっているんですけど、そちらに森山直太朗さんが行って写真を撮られていきました。
思わぬゲストの登場に飼育員はもちろんプレーリードッグたちも…
豊澤さん:
僕的にもみんなちょっと気持ち嬉しそうには見えましたかね。動物園としてもこうやって森山直太朗さんが来て下さってどんどん盛り上がっていければなと。プレーリーの「モリ」「ヤマ」「ナオ」「タロウ」のほうもどんどん押し出していけたらなと思っています。
(石川テレビ)