奈良県の富雄丸山古墳から2022年に出土した、2メートルを超える長大な「蛇行剣」が初めて公開された。

古代の東アジアでは最長の長さ「蛇行剣」

両手を広げた長さをはるかに超える鉄剣。その長さは、なんと2メートル37cmで、古代の東アジアでは最長だということだ。

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刀の形状がへびのように蛇行していることから「蛇行剣」と呼ばれるこの剣は、2022年11月に奈良県にある国内最大の円形の古墳・富雄丸山古墳の「造り出し」と呼ばれる部分で発見された。

同じ調査で見つかった「だ龍文盾形銅鏡」は既に公開されていたが、蛇行剣は崩れてしまう恐れがあったため、補強してから取り出し、片側のクリーニングなどを終えて初公開となった。

古代の東アジアで最長のこの剣は、鞘が木製であることや、一部に赤い顔料が付いていたことなどが新たに分かった。 今後は剣のもう片面の調査を進めるということだ。

(関西テレビ・「newsランナー」6月27日放送)

関西テレビ
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