新型コロナウイルスの感染防止として、現在もテレワークとなっている人はいることだろう。そしてこれにともない、利用する機会が増えたのはWeb会議(オンライン会議)だろう。

密にならず、それぞれの自宅などでできるため便利な面もある。一方で、このWeb会議中に自分の意思を相手にうまく伝えられず、困ってしまった経験はないだろうか?

例えば、
・トイレなどで離席したいのに、会議の流れを止めたくないので伝えられない…
・マイクやスピーカーのトラブル時に、相手に自分の声が聞こえているのか不安
・伝えたいのに、タイミングが分からず伝えられない…

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Web会議に慣れていけば解消できる問題かもしれないが、このような悩みを解決しようと、サンワサプライ株式会社(岡山県)がある商品を発売した。

それがこちら。

その名も、Web会議用カード

Web会議中に、カメラ画面にこのカードを映すことで、会話を遮らずに相手に自分の意思を伝えられるのだ。

カードの文言は「聞こえますか?」「聞こえます」「声が途切れます」「聞こえない」
「もう一度お願いします」「ミュートになっていませんか?」「電話中」「離席します」
「画面共有にしてください」「話してもいいですか?」
の10種類。1枚あたりの大きさは、約横9センチ×縦5.5センチとなる。

カードが立てられるクリップスタンドとオリジナルのメッセージを書き込めるフリーシートも付いており、値段は、1073円(税抜)だ。

「まさに今、悩んでいる」という人にはとても便利そうだが、なぜこのカードを作ることにしたのか? そして、売れ行きはどうなのか?

サンワサプライ株式会社販売促進部の担当者に詳しく話を聞いてみた。

社内のテレビ会議から誕生

――カードを作ることになったきっかけは?

弊社でもコロナの影響で在宅ワークが増えたこと、また、社内においても会議や仕入先様との打ち合わせなどで、テレビ会議(Zoom)を利用することが増えたのですが、その際、声が聞こえない、こちらの声が聞こえているか等の確認がしにくいと感じたので、何か画面から意思を伝える簡単な方法がないかと考えて作ることにしました。


――カードを作ってほしいという声はあった?

作ってほしいという要望よりも、我々がテレビ会議を利用している中で必要と感じたので、商品化しました。


――カードは、どのように使う?

テレビ会議を繋いでいても、全ての人が同じような環境で、つながっているかは定かではありません。そのような時に、自分から相手や周りの人に意思表示をする目印になるものが必要なので、その場合に画面を通して、意思を示してあげることができるカードを選択してかざします。

今回の10種類以外にも候補があった

――なぜこの10種類のメッセージにした?

10種類にしたのは、名刺カードの面付が10面付であったことによるものです。色々なパターンがあると思いますので、手書きで使える無地の名刺カードも1枚用意致しました。


――惜しくも10種類のメッセージに外れた言葉は?

あります。いくつかご紹介します。

「食事中」「有難うございます」「理解できます」「質問はございますか?」
「挙手をお願いします」「もっとアップにできますか?」「音量を上げてください」

こんなカードが欲しかった!という声も

――売れ行きはどう?

正確な数字はお答えできませんが、徐々に注文が増えております。思っていたよりも反響は良いと思います。


――利用者からはどんな声が届いている?

「こんなカードが欲しかった」「オンライン授業で活用します」「もっと種類を増やしてほしい」などの声をいただいています。

テレワーク関連商品の開発を今後も進める

――第2弾の発売予定は?

使用して頂いているお客様のご要望や使いやすさを追求して、考えているものはございます。また、利用シーンを想定して、意思表示の内容を増やしていくようにして参ります。


――この先も新たなWeb会議グッズの発売は考えている?

弊社では、Web会議用というよりも、大きな括りでテレワーク関連商品の開発をこれからも進めて参ります。この先の世の中の仕事の在りようを考えた時に、今回のテレワーク推進が加速したことで、今後もWeb会議やVR/ARなどを用いたバーチャルの活用を増えていくことが予想されます。

弊社では引き続き、キーワードの1つとして「テレワーク関連商品」の開発と提案と販売に努めて参ります。


社内でテレワークを進めた中、実際のWeb会議での課題から生まれたというこのカード。たしかにWeb会議では、通信状況のトラブルや、周りの様子がわかりにくいため会話に入るタイミングが難しいこともある。

Web会議が新しい働き方の1つとして浸透する中、円滑に進めるためにこのようなカードを試してみるのもいいかもしれない。

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