上半身はビジネス仕様!斬新な部屋着が登場

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、増える「テレワーク」での勤務。

電話やメールなどがコミュニケーションの中心となり、不慣れな自宅での環境に四苦八苦している人もいる一方で、リラックスして仕事が捗る…という人も多いはずだ。

しかし、「誰にも会わないから」と部屋着で仕事をしていると、突然やってくるのが「オンライン会議」

編集部では以前、オンライン会議に必要な身だしなみについての記事を紹介したが、やはり大事な会議に部屋着で出席…というのは、なかなかできないだろう。

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とはいえ、やはりオンライン会議のためだけに着替えるのは、面倒くさい!

SNSには「部屋着の時に限って突然オンライン会議が始まるので慌てて着替えるが、着替えるのは上半身だけで、下はパジャマ」という投稿もあったが…そんな攻防を続けている人に朗報かもしれない「テレワーカー用部屋着」が登場した。

クリエイティブ・スタジオのWhatever Inc.が企画・制作を手掛けたこの「WFH(Work From Home)Jammies」

首から胸のあたりまではシャツ、そこから下はスウェット生地となっており、わざわざ着替えなくてもカメラに映る姿はすっきりとしたオフィスカジュアルという仕掛けだ。

見えるところだけキチンとしていれば大丈夫!というこのアイデア商品に、SNSでは「何とかして楽しようという強い意志を感じる」「その発想はなかったわ」とさっそく話題に。

「完成度が高くて普通におしゃれな部屋着になってる」「こういうの大好き、欲しい」「バカ売れしそう」と、意外な需要の高さも見えた。

実は「WFH Jammies」はクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて目標金額20万円で5月7日から先行予約販売を開始したが、その需要の高さからか、わずか1日で目標金額を達成。5月14日現在、達成率298%となる59万円以上の支援を集めている。

カメラ越しではばっちりシャツ姿

ジョークグッズのようでありながら、便利に違いないとの期待も高まる「WFH Jammies」。

しかし、立ち上がったらすぐにその仕組みがバレてしまうのでは? スエットの袖がチラリと映り込んでしまったら台無しになるのではないのか? さっそく、Whatever Inc.にこのプロジェクトについてお話を聞いてみた。

実際の会議でも活躍中!「あえて立ち上がって…」

――開発のきっかけは?

元々は私たちが、着てみたいから作ろう!と思ってはじめたプロジェクトです。緊急事態宣言が発令される少し前の3月27日に「コロナ禍において僕らが何か世の中を明るくしたり便利にしたりできるコンテンツってないだろうか」と、社内でリモートでアイデア出しをし、そこで制作が決定しました。

コロナウイルスにより、多くの企業では家でのリモートワークを推奨し、ZoomやSkypeなどを使ったビデオ会議が新しい働き方として一般的になってきた中で、誰にも会わない自宅だからこそ、部屋着のままリラックスして仕事をしたいのに、ビデオ会議の時は着替えないといけなくて面倒…であれば、合体させたら一石二鳥では?と。

暗いニュースが飛び交う今だからこそ、少しでも明るいニュースと、クスっとした笑いを届けられればと思い、制作に至りました。


――こだわったポイントはどこ?

シャツと部屋着の境界となる位置について、本来もう少し下までシャツになっていてもよいのですが、服としてのビジュアルのおもしろさを優先し、シャツのポケットが途中で切れ、ビデオ画面にギリギリ映るぐらいの高さにこだわりました。

また、話を聞くだけだと冗談のようなユーモラスな製品でありつつも、そのまま外に着ていけるくらいシンプルなデザインやバリエーションを目指しました。組み合わせる素材や色の提案、また企画から生産、お届けまでのスピード感も意識しました。

縫製に関しては、通常のファッションプロダクトと同じように、強く美しく仕上がるように縫い目一本一本の位置や始末にもこだわりました。

色は全3色、途中で途切れるポケットがユニークなデザイン

――実際に、このシャツを着てオンライン会議をしているの?

クライアント会議でよく着用しています。袖部分が映り込むことはありますが、鮮明な映像で映り込むわけではないので、ある意味立ち上がらない限り、ばれないです。また、あえて立ち上がることでひとネタとして笑いを盛り込めるので、ジョークアイテムとしても重宝しています。

弊社は、2014年4月の会社設立当初から、リモートワークを実施しています。クリエイター職には出社義務がないので、“どこでも仕事ができる仕組み”を取り入れています。加えて、大阪・岡山在住のメンバーがいたり、NY、台湾、ベルリンにもオフィスがあるため、各地のメンバーとは基本がリモートでのコミュニケーションです。

会議が終わった1秒後には即リラックス

Whatever Inc.によると、「WFH Jammies」の胸から上だけがシャツというユニークなデザインが生まれたのは、デザイナーの妻がビデオ会議に出席するためにわざわざオフィスカジュアルな服に着替えていたことから、「せっかくの在宅を満喫できないなんて、とてもかわいそうだな」「ビデオ画面に映る部分だけがフォーマルな部屋着があれば良いのでは」と考えたことがきっかけだったという。

胸のすぐ下や袖の部分はスウェット生地のため、少し動いたらバレてしまうのではという心配があったが、そこはむしろ会議の場を和ませてくれる、ジョークアイテムとしても機能してくれるようだ。

今後の販路は未定だが、オンライン販売などは続けていきたい

――オンライン会議は着替え必須…そもそもこの風潮はどう思う?

クライアントとの打ち合わせなど、ケースによって必要なシーンもあると思いますが、家にいるなら仕事中もリラックスしていたいと思う方も多いと思います。加えて、これまでリモートで仕事をしてきていない業界の方は色々と悩むことも多いと思うので、そういった悩みを解決するプロダクトや、リモートワークをもっと快適にするアイデアがたくさん出てきてほしいです!


――クラウドファンディングは目標を達成しましたが、今後の販売予定は?

大変ありがたいことに、沢山のご支援を頂き、キャンペーン開始1日で、目標金額に到達しました!サポート頂いた皆様には感謝しかありません。

今後の販路は現状未定ですが、オンラインでの販売などは可能なら続けていきたいなと考えています。また、要望を多くいただいているため、シャツのブランドとのコラボレーションといった展開もできたら嬉しいなと思っています。コラボレーションしたいブランド様などいらっしゃれば、ぜひご連絡いただきたいです!

こちらは「ピンク」タイプ

「WFH Jammies」は5月21日までプロジェクトを実施中。9,000円以上の支援でホワイト・ピンク・ブルーストライプの3色のうち1色のシャツが、12,000円以上の支援でシャツ1色とスウェットパンツのセットが購入できる。

パリッとしたシャツに着替えると、やる気も出る!という人もいれば、ゆったりとリラックスしていた方が仕事が捗るという人もいるはず。

これから先、ますます増えるだろうテレワークだが、会議を少し楽しくしてくれるこんなアイデアを取り入れてみるのはいかがだろうか。

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