過去最も暑い夏となった北海道。
2シーズン前も今年に匹敵する暑さとなり、その年の冬は札幌市で記録的な大雪に。
今年の冬はどうなるだろうか。
今夏は記録的猛暑 冬はどうなる?
この記事の画像(9枚)残暑が続く中、気象台が冬の見通しを発表した。
気象予報士の菅井貴子さんに詳しく解説してもらった。
気象台が発表した予報は、「気温は高め」「降水量は平年並み」「エルニーニョ現象の影響あり」とのこと。
気温が高めで雪の量も平年並みと聞くと、過ごしやすそうな印象もあるが、果たしてどうなのか。
同じ予報の“14年前の冬”はどうだったか?
UHBの気象班で検証したところ、今年の予報と同じだったのが2009年度の冬。
14年前の冬に何が起こったのか調べてみると、本来は寒さがピークを迎える1月下旬に気温5.3℃を記録。
まるで春先のような光景が広がっていた。
さらに日中がプラス、朝晩がマイナスの気温を繰り返し、路面状況が悪化。
札幌でも、600人以上が雪道で転び、救急搬送されたのだ。
また、流氷接岸は1週間以上遅れた。
2023年冬の注意点
そんな2009年度の冬を踏まえ、今年度の注意点を整理。
まずは2009年同様、暖冬となるので路面状況が悪くなったり、雪不足によって冬の観光産業に影響が出る可能性がある。
また、降雪量あくまで“平均して平年並み”なので、局地的な“ドカ雪”はありそうだ。
ただ、今の段階でどの町で“ドカ雪”になるという予想はできないので、最新の天気予報に注意して対策してほしいとのこと。
しっかりと冬の心構えをしておく必要がありそうだ。