5月18日、岩手・奥州市の水沢農業高校で、全日本田植え選手権が開かれた。2023年は4年ぶりとなる一般の参加もあり、取材した住本結花アナウンサーも競技に参加。総勢143人が参加し、にぎわいを見せた。
143人がつなぐ“田植えレース”
ピストルの音で始まった田植えのレース。
全日本田植え選手権には13チーム143人が参加し、田植えの速さと正確さを競った。

長さ約90メートルの田んぼで、1チーム11人がリレー形式で苗のバトンをつなぐ。
レースの序盤で抜きんでたのは、盛岡農業高校。みなぎる体力と、授業で培った技術でぐんぐん進み、学生らの応援もパワフルだ。

続くは地元の農家。80歳を超える大ベテランも多く、50年ほど前には実際に手植えでコメを作っていたという。

そして、めんこいテレビからは住本結花アナウンサーが、職員と保護者チームのメンバーとして参加した。

住本結花アナウンサー:
体力も使いますが、集中力も使いますね
住本アナウンサーもチームから声援をもらい、なんとかやりきった。

新型コロナウイルスの影響で一般参加は中止となっていたが、今回は4年ぶりに実施。田んぼは久しぶりのにぎわいを見せた。
「生徒と一緒にできる楽しみ」苗は高校生が収穫へ
レースの結果は、水沢農業3年A組が最高得点を獲得した。
水沢農業3年A組・高橋帆乃伽さん:
わたしが3走で…
水沢農業3年A組・阿部瀬之さん:
わたしが4走でした。今年で最後なので。いいバトンをもらったし、みんなの応援も良かった

江刺ふるさと市場・高橋榮幸さん(81):
やっぱり楽しいですね。若い生徒と一緒にできるのが一番の楽しみ。若い世代に交代したいけれど、もう少し大会に出たい気持ちもある

植えた苗は、秋に高校生たちが収穫するという。
(岩手めんこいテレビ)
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