26日、会見に臨んだのは、元ジャニーズJr.の橋田康さん(37)。
ジャニーズ事務所の前社長・ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと話し、事務所に対してこう訴えた。

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元ジャニーズJr.・橋田康さん:
一刻も早くクリーンなジャニーズ事務所として生まれ変わってほしいと思っております。ジュリー社長、僕たちの思いと向き合ってください。

ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐっては、事務所の社長が5月14日に動画で謝罪。
一方、性加害については「知らなかった」と主張している。

――「知らなかった」という社長の発言は信じますか?

元ジャニーズJr.・橋田康さん:

信じません。内部でもそういう話、噂なりがあったわけですので、全く知らなかったということはないと思います。


この問題をめぐっては、事務所や所属タレントにエールを送る動きもある。

ジャニーズからデビューした4人組ロックバンド「男闘呼組」の高橋和也さん(54)は25日のライブで、問題についての自身の思いを伝えた。


男闘呼組・高橋和也さん:
俺たちは昔ジャニーズだった!俺たちはそのことに誇りを持ってる!

ぺらぺらぺらぺら、いらないことまでしゃべるやつら、そのことで傷ついてる人間もいるんだ!そのことで傷ついてるやつらの人権はどうなる!

俺たちはこれからもジャニーズを応援していくぜ!みんなも応援してくれ!

児童虐待防止法の改正訴え…事務所にも新たな動き

こうした動きもある中、橋田さんが26日の会見で訴えたのは、児童虐待防止法の改正。

現在は保護者に限定されている加害者の対象を、芸能事務所の幹部や塾講師などまで拡大するよう求めた。

元ジャニーズJr.・橋田康さん:
私の個人的な印象かもしれませんが、性的虐待に関しては、親以外からの方が多いのではと感じています。
親権を持っていなくても、そこに適用されるということがすごく重要なことなのかなと思っております。

こうした求めに応じる形で、26日、立憲民主党が法律の改正案を提出するなど、国会でも動きが出ている。

また、ジャニーズ事務所は「心のケア相談窓口」を5月31日に開設し、相談者の心の問題に心療内科医らができる限りのケアを行うとしている。

さらに、前検事総長の林真琴さんら外部の専門家による再発防止特別チームも設置。
社外取締役には、WBCで侍ジャパンのヘッドコーチを務めた白井一幸さんらが就任することも発表された。

(「イット!」5月26日放送分より)