買い手のつかない山林などの土地を、不当に高い値段で購入させることを融資の条件とする“抱き合わせ融資”で、違法な利息を受け取った疑いで、不動産会社社長ら逮捕された。

逮捕されたのは、不動産会社「リベレステ」の社長・河合純二容疑者(74)ら3人。

3人は、都内の太陽光発電業者に約7億円を融資をする際、法定金利を上回る利息を得た疑いがもたれている。

河合容疑者らは融資の条件として、買い手のつかない山林などを不当に高い値段で購入させていて、警視庁は、購入代金も違法な利息とみなし立件に踏み切った。

取材班は、岐阜市にある売却された山林の土地を訪れた。コンクリートの斜面は一面、コケや雑草で覆われている。

土地の価格について、近隣の住民は「高かった、バブルがはじける前でしたから。それからどんどん土地の価格が落ちて、今は3分の1くらいになっているんじゃないですか」と話す。

河合容疑者は逮捕前、FNNの取材に対して「頼まれたので売っただけで、抱き合わせ融資ではない」と説明していた。
(「Live News days」5月25日放送より)
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