山形でも導入が進むスマート農業。田植えをより正確に、そして効率的に行うことができる自動田植え機の実演会が山形市で開かれた。

“自動田植え機”のメリットを実感

JAやまがたや山形市などが開いたのは、自動で田植えができる自動操舵田植機の実演会。

自動操舵田植機を操縦する様子
自動操舵田植機を操縦する様子
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22日は、1週間前から試験的に自動操舵田植機を使っている農家が操縦する様子を市内のほかの農家やJAの関係者などが見学した。

この田植え機は農機具メーカーのクボタが開発したもので「動き始め」や「止まる時」「苗の補充」は人の操作が必要だが、それ以外はすべて自動のため経験の浅い人でも正確に田植えができる。

JAやまがたは2022年、自動運転に必要な県内2カ所目のRTK基地局を設置。田植え機のほか、農薬などを散布するドローンなどスマート農業の導入を積極的に進め、作業の効率化・低コスト化を目指している。

1週間この田植え機を使った人は…。

ひらぶき農園・平吹拓也さん:
楽、大変楽。アルバイトの人が乗れる、技術がない人でも田植えができるのが非常にいいメリットだと思う

JAやまがたは6月にも、大豆の種まき作業で自動の農機具を使った実演会を開き、スマート農業の普及を図っていく。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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