秋田にいながら国内有数のリゾート地に行った気分を味わえる場所がある。秋田と沖縄の魅力のいいとこ取り。本場のグルメを満喫してきた。
こだわりは地元の食材と味付け
佐藤愛純アナウンサー：
酒屋の奥に進むと、沖縄の商品。天井からは、ゴーヤーやジンベイザメなどのイラストが描かれたてぬぐい、そしてシーサー。沖縄に来たかのようだが、ここは由利本荘市のカフェ
秋田・由利本荘市岩野目沢にある、明治時代から続く東海林商店。その一角にあるのが「沖縄カフェ 結いマ～ル」。店内の至るところに沖縄を思わせる小物が飾られている。ここで楽しめるのは、もちろん沖縄料理。市内で幼稚園の栄養士として働いている東海林あゆ美さんが腕を振るう。
沖縄カフェ 結いマ～ル・東海林あゆ美さん：
うちの母親が沖縄出身で、小さい時から沖縄の母の実家に里帰りすると、すごく沖縄がいいところだった
東海林さんの母・俊江さんは、沖縄・糸満市の出身。東海林さんは子どもの頃から度々沖縄を訪れていて、「沖縄料理で地域を元気にしたい」という思いが自然と芽生えた。
東海林さんの母・俊江さん：
小さい頃から沖縄に行っていて、向こうに行くと必ず沖縄そばを食べていたし、なじんでいたんじゃないの。お客さんがおいしいって食べてくれるので、良かったなと思っています
学生時代には、沖縄料理店でアルバイトをしながら本場の味を追求。10年前に実家の酒屋の一角を改修して、念願の店をオープンした。
店の評判は口コミで広がり、いまでは県の内外から客が訪れる人気ぶりだ。看板メニューは「ソーキそばと日替わり料理のセット」で、こだわりは地元・秋田の食材と味付けだ。
沖縄カフェ 結いマ～ル・東海林あゆ美さん：
地元のコメや山菜を使いながら、沖縄の料理とチャンプルー・ミックスさせてやっているのがこだわりです。沖縄のは、ちょっとあっさりしているんですが、秋田の人が食べても大丈夫という味にしました
この日のセットは、東海林さんが自ら採ったタケノコをふんだんに使った炊き込みご飯「ジューシーメー」。具がたっぷり入っていて、食べ応えがあった。
佐藤愛純アナウンサー：
豚骨と魚介系の香りがふわっと広がり、あっさりとしているが、うまみがしっかり出ている。肉がほろほろでおいしい。しっかりと煮込まれていて、沖縄に来た気持ちになる
また、たっぷりのチーズとふんだんな野菜で鳥海山をイメージしたタコライスなど、バラエティーに富んだ料理の数々が提供される。
店は週に2日（金曜と土曜）だけの営業にもかかわらず、客足が絶えない。
女性客：
感動しています。秋田に帰ってきたんですけど、きょうは暖かいし、沖縄に来た気分になって食べています
男性客：
涼しい沖縄、最高
女性客：
いま言っていたんだよね、涼しい沖縄体験を秋田で…と
沖縄カフェ 結いマ～ル・東海林あゆ美さん：
離れた山の奥にあるので、リゾート気分を味わっていただければと思います
秋田にいながら、気分は沖縄グルメ旅！緑あふれる由利本荘市で満喫してみてはいかが。
（秋田テレビ）
