山形県最上地方から旬の話題が届いた。太くて甘いアスパラガスの出荷が最上町で最盛期を迎え、10日、首都圏に初出荷された。2021年、2022年と自然災害に悩まされていたが…2023年の生育は?
特産アスパラガス 栽培面積は60ヘクタール超え!
地面からニョキニョキと育つ最上町特産のアスパラガス。冷害に悩まされていたコメ農家たちが2004年に栽培を始めた。

夏の涼しい気候にマッチして、新庄市や舟形町などにも産地が広がり、20年で栽培面積は60ヘクタールを超えた。2021年はひょうと霜、2022年は雪による凍傷の被害を受けたが、2023年は…。

アスパラガス農家・斉藤和広さん:
今のところ被害はなく順調。雪解けも早く、例年より生育は1週間~10日早い。順調にこのまま秋までいってほしい
収穫は9月下旬まで続く

選果場にはアスパラガスが次々に運びこまれ、2023年は526トンの出荷と、6億1,800万円の販売額を見込む。

栽培技術を学んだ全国の先進地から、逆に研修を請われるようになったという最上町。出荷式では、もがみ中央農協の押切安雄組合長が「おいしいアスパラを少しでも早く消費者に届けていこう」と呼びかけた。

収穫は9月下旬まで続き、10日に朝採りされた2トンのアスパラガスは、首都圏や長野県に向けて出荷された。
(さくらんぼテレビ)