日本維新の会の鈴木宗男副代表は、大型連休を利用して、ロシア訪問を計画していたが、2日、連休中の訪問を断念した。鈴木氏の事務所が明らかにした。
鈴木氏は、5月3日から7日まで、ロシアの首都モスクワを訪問するとして、参議院の議院運営委員会に申請し、了承されていた。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻を受け、政府はロシアへの渡航中止を勧告している。
訪問に対し、所属する日本維新の会の馬場代表は、このタイミングでのロシア渡航の適切性に疑問を呈し、鈴木氏に「延期をお願いしたい」と表明した。党がゴーサインは出していない状態だった。
鈴木氏の事務所は、2日、今回のロシア訪問を延期するとした上で、その理由を、ロシア側との調整がうまくいかず、要人と会うことが叶わないためと説明した。今後の訪問の具体的なスケジュールは白紙としている。