2023年、東北を代表する夏祭りのひとつ「山形花笠まつり」は、コロナ禍前と同じ規模で行われることが決まった。再び県外からの踊り手も参加できるようになる。

制限一切なし「多くの人に花笠踊りを」

2023年の山形花笠まつりは、26日に開かれた山形県花笠協議会の総会で、コロナ禍前と同じ規模で行われることが決まった。

2022年の山形花笠まつりの様子
2022年の山形花笠まつりの様子
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山形花笠まつりは新型コロナの影響で2020年は中止。2021年は会場を山形市のきらやかスタジアムに移した。2022年は3年ぶりに中心市街地でパレードが行われたが、感染対策としてさまざまな制限が設けられていた。

2022年は制限がある中、中心市街地でパレード
2022年は制限がある中、中心市街地でパレード

そして2023年、2022年の制限を一切なくし、出演団体は県の内外を問わず、1団体最大200人に。「ヤッショ、マカショ」の掛け声もできるようになるなど、コロナ禍前の「まつり本来の姿」に戻る。

県花笠協議会・矢野秀弥会長:
3年間通常開催できずにみなさんに我慢してもらった。ぜひ出演して多くの人に花笠踊りを踊ってもらいたい

山形花笠まつりは8月5日から7日までの3日間。2023年はアフターコロナを実感できる熱い夏になりそうだ。

ほかの祭りもコロナ禍前の形に
ほかの祭りもコロナ禍前の形に

なお、山形花笠まつりのように、県内で行われる多くのイベントがコロナ禍前の形に戻る。通常開催が決まった5月にかけてのイベントとしては、29日から始まる「米沢上杉まつり」のほか、「尾花沢徳良湖まつり」、山形市の「薬師祭植木市」、「ながい黒獅子祭り」など、いずれもコロナ禍前は多くの人を集めていた。一方、「酒田まつり」は2023年も規模を縮小するが、大獅子が練り歩くパレードは、4年ぶりに本来の形で行われる。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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