山形・南陽市の烏帽子(えぼし)山八幡宮で、大鳥居の巨大なしめ縄が2023年も掛け替えられた。コロナ禍でも地域の伝統として毎年続けられてきた。

「120年」受け継がれてきた伝統行事

烏帽子山八幡宮の大鳥居は1903年に建てられ、高さ10.75メートルと、継ぎ目がない石造りの鳥居としては日本一の大きさ。

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鳥居にかかる重さ300kgのしめ縄は、赤湯地区の保存会が毎年作っていて、4月20日の祭礼の前に掛け替えている。

1年間、雨や風にさらされてきた巨大なしめ縄を、18日に保存会の会員たちが滑車とロープを使って慎重に下したあと、真新しいしめ縄に掛けていった。

市民や観光客・地元の赤湯小学校の6年生が見守る中、作業は慎重に進められ、約30分で掛け替えが終わると、ねぎらいの拍手が起きていた。

児童:
クラスのみんなと見ていて、「高いところは怖いのかな?」、「すごいね」と話していた

児童:
将来、可能であればやってみたいと思った

コロナ禍でも途絶えることなく、120年続いてきた伝統の掛け替え作業。新しくなったしめ縄が参拝客と街を見守る。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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